モモは、バラ科モモ属の落葉小高木。中国では古くから延命長寿の果実として珍重されてきました。また厄を払うとも考えられ、桃の節句などはそういった慣習の名残と言えます。日本においても、縄文時代の遺跡から種が見つかるなど、古くから私たちに馴染みの深い植物だったようです。

桃の葉には、タンニンに消炎作用や皮膚の新陳代謝を活性化する作用があり、エルムシンの皮下脂肪や角質を分解する作用と合わせて、美肌作りに効果を発揮するとされます。お茶としての飲用はもちろん、煮出したものをお風呂に入れて入浴剤としても広く利用されます。

更にアミグダリンなどの働きで更年期障害や生理痛の緩和にも効果が期待できるなど、女性に嬉しい作用が多いです。

オレイン酸には整腸作用や胃酸の分泌を促す作用があり、アミグダリンやタンニンの殺菌作用、解毒作用などと合わせて胃腸の調子を整える効果があるとされます。

またアミグダリンには抗ガン作用があるとされ、タンニンの抗酸化作用と合わせて、ガン予防の効果も期待されます。

微かに桃の香りが感じられ、飲み口はすっきりしていて飲みやすいです。