高麗ニンジンは、ウコギ科トチバニンジン属の多年草。朝鮮ニンジンやオタネニンジンの名でも知られます。

本来わが国で「ニンジン」の呼称はこの高麗ニンジンを指すものでしたが、江戸時代に渡来したセリ科の根菜の方が一般的になってしまい呼称を奪われた形になっています。

高麗ニンジンは多くの種類のサポニンを含有しており、疲労回復、精神安定、抗腫瘍、血行促進などの作用があるとされ、更に糖尿病への効能も報告されています。

またマグネシウムやカリウムを初めてする各種ミネラルも豊富に含有しているため、生活習慣病の予防にも役立ちます。

血圧を正常に保つ作用があるともされますが、高血圧の方にとっては禁忌との説も根強いため、高血圧や動脈硬化の方は念のため避けた方が良さそうです。

商品段階でブドウ糖などにより味を調えていて飲みやすい商品もありますが、純粋な高麗ニンジンのお茶は独特の苦みと香りがそれなりにあります。

高麗ニンジン茶の糖分添加商品は結構な割合として存在し、糖分の過剰摂取と言う点で問題にもなっていますので、気になる方は原材料表示を良く確認される事をお勧めします。