オトギリソウはオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。

弟切草という名前の由来は、門外不出であった薬草の名前を漏らしてしまった弟を、兄が斬り捨てたという平安時代の悲しい伝説から。この草の特徴である花や葉の黒点が、斬られた弟の血の跡とされています。

含有するセレンは抗酸化作用が強く、ガンの予防に効果があるとされます。またこのセレンとタンニンなどの効果で、肝炎の改善にも効果があるとされています。

他にも樹脂にストレス改善効果や、ヒペリンシンがセロトニンの分泌を増やすことによる抗鬱効果もあるとされますが、抗鬱治療薬との併用による副作用の報告もあるので、薬剤を使用している場合は注意が必要です。

柔らかな飲み口で、微かな甘みも感じられます。香りは爽やかで、すっきりと鼻にぬけます。