ギャバロン茶とはそういった名称の植物茶ではなく、基本的に私たちの良く知る「緑茶」と同じもの。

日本の国立茶業試験場において摘み取った生葉を特殊環境下で貯蔵してみたところ、生葉に含まれるグルタミン酸がほぼ全てγ-アミノ酪酸（GABA）に変化している事が偶然発見されました。その製法を使い現在広く市販されているのがギャバロン茶です。

ギャバロン茶に含まれるGABAとは発芽玄米に多く含まれることでも有名な、血圧降下作用があると認められている成分です。アミノ酸の一種で、自律神経のバランスを正常に保ち、血圧の上昇を抑えてくれます。更にGABAには中性脂肪を抑制する作用もあるようです。

その他の成分は基本的に緑茶と同じもので、抗酸化作用のあるビタミンCや、肝臓の重要なエネルギー源であるアラニン、抗ガン作用があるといわれるカテキンなどを含有しています。

まろやかで柔らかい味のお茶です。貯蔵処理により若干臭みが残ってしまう場合があるようですが、工夫して飲みやすくしている製品が多いようです。